メニュー

風邪

風邪とは

風邪は、ウイルスが鼻やのどにくっついて炎症を起こし、くしゃみ、鼻水、せき、たん、のどの痛み、発熱などがでることを言います。この、「風邪の原因はウイルス」というのが大切なポイントです。風邪の原因は細菌ではないのです。風邪の症状はいずれも、あなたの体がウイルスと戦っているサインです。風邪を治すのはあなた自身の免疫力であり、お薬ではありません。医師が処方したり薬局で売られている風邪薬は、風邪のつらい症状を和らげるためのもので、原因のウイルスをやっつける薬ではないのです。

風邪に抗生剤は効かない

一般的に風邪に抗菌薬(抗生剤)は効きません。抗菌薬は肺炎や膀胱炎などの細菌性の感染症には効果がありますが、ウイルス性の病気には効果がありません。効果がないどころか抗菌薬には副作用があります。また、不適切、不十分な抗菌薬の使用により抗菌薬が効かない細菌が生まれてしまうことがあります。これが薬剤耐性菌です。

AMR(薬剤耐性)の問題

近年抗菌薬が効かないAMR(薬剤耐性)を持つ細菌が世界中に増えています。これは病院をはじめとした医療機関内でも、医療機関外の市中でも問題となっています。また、動物の持っている薬剤耐性菌が畜産物を介して人に広がったり、環境が汚染される場合もあることが分かってきました。
新たなAMR(薬剤耐性)を生み出さないために、自分だけ良ければと考えずに適切な抗菌薬の使用を心がけたいですね。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME