第19回ショパン国際ピアノコンクール予備予選がスタート!
今年2025年秋にポーランド・ワルシャワで行われる「第19回ショパン国際ピアノコンクール」の予備予選が始まりました。
ショパンコンクールは5年に一度開催される世界有数のピアノコンクールで、エリザベート王妃国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールと並び「世界三大コンクール」とも称されています。
前回は新型コロナウイルスの影響により1年延期され、2021年に開催されました。日本の反田恭平さんが第2位を獲得し、大きな話題となったのも記憶に新しいですね。
今年はどのような熱戦が繰り広げられるのか、今から非常に楽しみです!
予備予選について
今年の予備予選には、世界各国から170名余りが参加しています。
この170名は、もともと640名以上の応募者の中から選ばれた精鋭たち。
予備予選を突破できるのは約80名とされており、予備予選に出場するだけでも大変名誉なことだと言えます。
演奏の模様は、公式YouTubeチャンネルで高画質・高音質でライブ配信されています。
日本にいながらリアルタイムで楽しめるのは本当にありがたいですね。
🔗【YouTube公式配信】
▶️ Chopin Institute YouTube公式チャンネル
🔗【公式ホームページ】
▶️ Chopin Competition Official Website
日本人参加者と注目ピアニスト
今回、日本からは24名が予備予選に出場しています。
一方、中国からは67名と、圧倒的な人数を誇っています。
日本勢で特に注目されているのは、昨年ロン・ティボー国際音楽コンクールで優勝した亀井聖矢さんでしょう。
また、個人的には島田隼さんに期待しています。
子どものピアノレッスンに付き添っていた頃、島田さんが小さい時のYouTube演奏をよく見ており、楽しそうに弾く姿に惹かれました。
4月28日現在、島田隼さんの予備予選の演奏も拝見しましたが、繊細で丁寧な音楽作りが印象的で、ぜひ本選進出を期待したいところです!
ピアノの使用について
予備予選では、演奏者が使用するピアノをSteinwayとYamahaから選べる仕組みになっています。
現状ではSteinwayを選ぶピアニストが多数ですが、
個人的にはYamahaの方がバランスが良く、響きが美しく聴こえると感じました(※家庭用テレビスピーカーでの印象ですので、実際の会場音響では異なる可能性があります)。
ショパンコンクールの魅力
ショパンコンクールの最大の魅力は、
演奏される曲がすべてショパン作品であることにあります。
世界には作曲家の名を冠したコンクールはいくつもありますが、
その作曲家の作品のみを演奏するコンクールは、ショパンコンクールだけと言ってよいでしょう。
さらに、青いライトに包まれた幻想的なステージも大きな魅力。
その美しい空間で奏でられるショパンの音楽を、日本にいながらリアルタイムで楽しめる贅沢を、ぜひ皆さんも体験してみてください。
まとめ
今年も、世界中の才能が集うショパンコンクール。
マニアックな方は予備予選からすべてチェックして「推しピアニスト」を見つけるのも楽しみのひとつですが、
そこまでは無理でも、少し覗いてみるだけでも素晴らしい体験になると思います!
皆さんも、ぜひお気に入りのピアニストを探してみてはいかがでしょうか?🎹✨