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第67回FAF管弦楽団演奏会

[2025.04.10]

4月5日(土)、第67回FAF管弦楽団演奏会が開催されました。ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました。

今回は会場がミューザ川崎と、いつもより少し遠方だったこともあり、お客さまの入りはやや寂しいものでしたが、個人的にはとても楽しい時間を過ごすことができました。

前半は、ゲーゼのスコットランド序曲「高地にて」Op.7、そしてシベリウスのヴァイオリン協奏曲。後半はニルセンの交響曲第2番というプログラムでした。

中でも印象的だったのは、やはりシベリウスのヴァイオリン協奏曲での渡辺紗蘭さんのソロ。深みのあるG線の音から、輝かしいE線の音まで、実に精緻で表情豊かな演奏で、ヴァイオリンってこんな音が出せるんだと改めて感じさせられました。

正直、これまでシベリウスのヴァイオリン協奏曲はそれほど好きな曲ではなかったのですが、今回の演奏と新田先生の的確な指導のおかげで、すっかり好きになってしまいました。

アンコールでは、なんとエルンストの《シューベルトの「魔王」の主題による大奇想曲》!この超絶技巧の難曲をアンコールで弾ききる気力と体力。若さのエネルギーを感じました。

後半のニルセンは、ところどころで小さな事故もありましたが、終わってみればなかなか味わい深い仕上がりだったと思います。お客さまの反応も悪くありませんでした。アンコールにはシベリウスの《ノクターン》。こちらもとても美しい曲で、好評をいただけました。

今回はセカンドヴァイオリンのトップとして演奏させていただき、新田先生の指導や渡辺紗蘭さんの演奏を間近で見ることができ、本当に充実した時間でした。

ミューザ川崎は、いつも利用しているすみだトリフォニーホールよりも自宅からは遠いのですが、とても素敵なホールで、演奏していて気持ちが良かったです。

打ち上げにも新田先生と渡辺紗蘭さんが参加してくださり、とても嬉しく、和やかなひとときとなりました。

次回の演奏会は、ブルックナーとモーツァルトという渋めのドイツもの。再びこのミューザ川崎で演奏できるのが今から楽しみです。

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