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院長ブログ

インフルエンザ予防接種のこと_ワクチンとブースター効果(2020/10/28更新)(2020.10.25更新)

インフルエンザの予防接種の予約は済みましたか?

皆様、今期のインフルエンザワクチンの予約はお済みでしょうか?

インフルエンザワクチンは10月から接種が開始されており、10月1日から高齢者や基礎疾患のあるかた、明日26日からは医療関係者などの接種が推奨されております。今年は新型コロナウイルスの影響で早めの接種を希望されている方が多く、当院でも申し込みが多いためワクチンの入荷が不足しており現時点では予約を受け付けておらず、大変ご迷惑をおかけしております。

例年インフルエンザの流行は12月下旬からはじまり、1月から2月にかけてがピークと言われています。インフルエンザワクチン接種後の抗体産生までは2週間程度かかり、その後約5か月間効果が持続すると言われており、11月から12月にかけて予防接種を行うことが良いと考えられます。今年は新型コロナウイルスの流行により国の間の人の往来が制限されておりましたので果たして例年と同じように1月から2月にかけて流行するのかは分かりませんが、正確な予測は困難ですので例年と同じように接種を受けていただいたほうがいいと思います。

当院で追加のワクチン入荷がありましたらホームページにてご連絡いたしますのでしばらくお待ちください。

13歳未満は2回の接種が推奨されております

ところで日本では13歳未満にはインフルエンザワクチンは2回接種が推奨されておりますが、これは何故だかご存じでしょうか?

一度ワクチンを打った後に再度予防接種を受けると、血中の抗体が速く高く上がる性質があり、これをブースター(追加免疫)効果といいます。成人ではすでにインフルエンザにかかったり予防接種をすでに何回も接種したことがあり、免疫細胞が記憶しているために1回の接種で十分に抗体が産生されるのです。しかし子供ではインフルエンザにかかったことがない、または予防接種を受けた回数が少ないからということで十分な抗体が産生されないと考えられるためブースター効果を狙って2回接種を行うのです。

日本では13歳未満に推奨されておりますが、アメリカでは9歳以上は1回となっているようです。13歳未満は毎年必ず2回打たないといけないということはなく、毎年きちんと予防接種を受けている方、これまでインフルエンザに罹ったことがある方は必ずしも2回打つ必要はないと考えられます。

※偶然ですが、新聞(2020年10月28日 朝日新聞朝刊)にインフルエンザ予防接種の回数について記事が載っていました。皆様に読んでいただきたい記事です。

「今年初めて予防接種を受けます」という方へ

今年は予約の方が多いと書きましたが、「これまでは一度も予防接種をしたことがないけれど、今年はコロナが怖いのでインフルエンザの予防接種をする」という方が結構多いのです。

以前も書きましたが、インフルエンザの予防接種というのは、自分を守るという意味もありますが、流行を抑えることによって、その社会の弱者を守るという意味もありますのでそれは大変良いことだと思います。
しかし、中には大人の中で「念のため2回打ちたい」という方も多いのです。先にも述べたように大人は1回の接種で十分に抗体がつきますので、2回うつことは不要です。もちろんワクチンが十分あればいいのですが、厚労省からの通知によると6300万人分のワクチンを供給予定であるとのことです。これは実際には6300万人分ではなく、6300万回分の接種量です。もし大人まで2回接種を行うと3150万人しか接種ができなくなり、本当に必要な子供たちに接種できなくなってしまいます。

大人の方は毎年1回インフルエンザの予防接種を受けましょう

新型コロナウイルス感染症の教訓のひとつは、感染症は個人の努力だけではどうにもならない、ということが明らかとなったということではないでしょうか?いくら個人で感染対策をしたところで、まわりで感染していればそのうち感染してしまいます。逆にまわりに感染者がいなければ、感染することはありません。

毎年インフルエンザワクチンの予防接種を受けるということは、今年のインフルエンザ対策というだけでなく、今後かかりにくくなるという免疫効果がありますので、今年初めて受けた人も来年も受けるようにしましょう。

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