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院長ブログ

スマートウォッチで不整脈を検出!?(2020.10.09更新)

Apple Watchが新しく発売され手にしている方も多いのではないかと思われます。私は残念ながらいまだ手にしておりませんが、近いうちに購入したいと思っています。
今回のApple Watchの大きな目玉は酸素飽和度が測定できることだと思われますが、これはこれで我々循環器の医師にとっても大きなことですが、私が期待していた心電図機能は今のところ備えていないようです。

現在発売されているスマートウォッチ/ウェラブルデバイスで心電図機能を備えたものはApple Watch以外ではすでに発売されています。

当院でもスタッフがつけており、写真のように心電図をとり、スマホで見ることができるようです。

どの機種であってもスマートウォッチで取る場合は自動的に心電図を取ることはできず、指をあてて心電図をとる必要があるようです。

心電図では最低2箇所の電極が必要でありそのためにそのような仕様になっているものと思われます。下図は心電図の誘導の説明の図です。

スマートウォッチの場合左手で巻いた時計に右手で触れる(もしくは逆)という誘導のとり方のため、上記のI誘導で波形をとることになります。

I誘導は一般的に波形がはっきりしていませんので上手く取ることができないのかもしれません。II誘導であれば波形がはっきりするのでそのデバイスを胸につければもう少しきれいな波形が取れるのかもしれません。

さて、当院に動悸を訴えて受診する方は多いのですが、よくあるのが「今はないけれど、昨日動悸があった」という状況です。あるいは「毎日ではないけど2日に1回位ある」「週に1-2回ある」などの場合です。一般的には24時間心電図(ホルター心電図)を施行して不整脈がでているかいないのか、どんな不整脈がでているのかを調べるのですが、「今回は全然でなかった」ということがよくあります。そうするとその動悸がはたして不整脈によるものなのか、分からないことがあります。

これに対応する方法としてイベント心電図という自分で取り外しできる心電図があります。体に装着して1週間とかそれ以上記録して不整脈がでないか診断します。当院でも必要な方にはやることもありますが、1週間も心電図をつけるというのは実際にはなかなか気が乗らない事が多いのです。
それ以外には携帯型心電計というのが昔からあって、これを持ち歩いていて症状を感じたときに体につけて波形をとるというものがあります。これはそれなりに便利なのですが、液晶画面がきれいではなく、P波などもはっきり分からないことも多いのです。

当院で購入したCheckme ECG ADVという携帯型心電計は大きさはスマートフォンより小さく、簡単に心電図を測定することができます。

[caption id="attachment_3813" align="aligncenter" width="300"] 上がiphone 6s, 下がCheckme ECG ADV[/caption] [caption id="attachment_3814" align="aligncenter" width="300"] 下がCheckme iphoneよりちょっと分厚い[/caption]

また、かつての携帯型心電計より波形がきれいでP波もしっかりと確認できます。

これは私の波形。II誘導です。

また、USBケーブルで簡単にPCに取り込むことができて大変便利です。

 

こちらはきちんと医療機器として認められておりますので、診断に使用することも可能です。ホルター心電図のように不整脈の数をカウントしたりすることはできませんが、とりあえず症状が出たときに不整脈が出ているかどうかを判断することは容易にできます。

当院では上記のような不整脈を疑われるけどそれほど毎日はでていないような人には是非使用しようと考えております。最長で1週間の貸し出しが可能となっております。複数台ありますが、一度お貸出すると1週間程度使用しますので、使用を希望される方は一度ご確認の上ご来院ください。

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