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自由診療

プラセンタ注射について

当院では、医師の判断のもとプラセンタ注射(胎盤由来の成分を含む製剤)を提供しております。プラセンタ注射は、医薬品として承認されているものであり、本来は更年期障害や肝機能障害の治療を目的として使用されます。

なお、美容や健康増進を目的としたプラセンタ注射の使用については、厚生労働省の承認適応外の使用(自由診療)となります。そのため、保険適用外であり、費用は患者様の自己負担となります。

期待される作用について

プラセンタ注射には、医薬品として認められた適応症(更年期障害、肝機能障害)に対する使用がある一方で、美容や健康目的での使用に関しては個人差があり、効果を保証するものではありません。当院では自由診療でプラセンタ(ラエンネック)を使用しております。

自由診療として行う場合、以下のような作用が期待できる可能性があると報告されています。

・肌のハリや潤いの維持
・体調の維持・改善
・疲労回復の補助
しかし、これらの作用は個々の体質や生活習慣などにより異なり、医学的に確立された効果として保証されるものではありません。

治療方法と治療回数

・上腕・臀部などにラエンネックを1~3アンプル程度を皮下または筋肉注射を行います

・初期治療として週1~2回を1~2ヶ月間、維持治療:2~4週間に1回

副作用・リスクについて

プラセンタ注射には以下のような副作用が報告されています。

・注射部位の腫れや痛み
・アレルギー反応(発疹、かゆみ等)
・発熱・倦怠感
また、ヒト胎盤由来の製剤を使用するため、一度でもプラセンタ注射を受けると、献血ができなくなることが日本赤十字社より公表されています。

治療を希望される方は、医師の診察を受けた上で、リスクとメリットを十分にご理解いただいたうえでご検討ください。

費用

初診料 無料
1A(2ml) 1,000円(税込)
2A(4ml) 1,500円(税込)
3A(6ml) 2,000円(税込)

上記を皮下注射、または筋肉注射いたします。

注意事項

(1)未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本治療で使用する「ラエンネック」は、厚生労働省により更年期障害および肝機能障害の治療薬として承認されていますが、美容・疲労回復・健康増進を目的とした使用は適応外使用(未承認の適応)となります。本治療は、更年期障害および肝機能障害の治療を目的とする場合を除き、日本国内で承認された適応外での使用となります。
(2)入手経路等
当院で使用するプラセンタ注射薬(ラエンネック)は、日本国内の正規流通経路(製薬メーカー・医薬品卸業者)を通じて仕入れています。
(3)国内の承認医薬品等の有無
更年期障害および肝機能障害に対するプラセンタ注射(ラエンネック・メルスモン)は、日本国内で承認されています。しかし、美容や疲労回復などを目的としたプラセンタ注射については、同様の効果を有する国内承認医薬品は存在しません。
(4)諸外国における安全性等に係る情報
プラセンタ注射は、日本国内で長年にわたり使用されており、重篤な副作用の報告は少ないとされています。しかし、諸外国では美容目的での使用に関する承認はなく、十分な臨床試験データが存在しない場合があります。

AGA治療薬 

AGAとは?

AGA(男性型脱毛症)は、成人男性によく見られる脱毛症で、額の生え際や頭頂部の毛髪が徐々に薄くなるのが特徴です。これは、男性ホルモン(DHT: ジヒドロテストステロン)の影響により、毛髪の成長サイクルが短縮されることが原因と考えられています。
AGAは進行性のため、放置すると症状が進行する可能性がありますが、適切な治療により進行を抑えることができる場合があります。

当院でのAGA治療について(自由診療)

当院では、医師の診察のもと、AGA治療薬(ザガーロ・プロペシア・フィナステリド)を処方しております。

AGA治療は保険適用外の自由診療となり、費用は全額自己負担となります。

当院では、以下のAGA治療薬を取り扱っております。

治療薬 有効成分 作用 日本国内の承認状況
ザガーロ デュタステリド 5αリダクターゼ(Ⅰ型・Ⅱ型)を阻害し、DHTの生成を抑制することで脱毛を抑える。 国内承認済み
プロペシア フィナステリド

5αリダクターゼ(Ⅱ型)を阻害し、DHTの生成を抑制することで脱毛を抑える。

国内承認済み

フィナステリド

(プロペシアのジェネリック

フィナステリド 5αリダクターゼ(Ⅱ型)を阻害し、DHTの生成を抑制することで脱毛を抑える。 国内承認済み

用法・用量

プロペシア(フィナステリド)

・通常、成人男性には 1日1回 1mgを経口投与
・服用方法: 水またはぬるま湯で服用。食事の影響はないため、食前・食後を問わず服用可能

・注意事項:
妊婦・授乳婦は触れないこと(経皮吸収による胎児への影響の可能性あり)

ザガーロ(デュタステリド)

・通常、成人男性に0.5mgを経口投与 推奨用量: 1日1回 0.5mg
・服用方法: 水またはぬるま湯で服用。食事の影響はないため、食前・食後を問わず服用可能
・注意事項:
カプセルを噛んだり、開けたりしない(内容物が口腔や咽頭に刺激を与える可能性あり)
妊婦・授乳婦は触れないこと(胎児への影響があるため)

副作用・リスクについて

AGA治療薬には、副作用が生じる可能性があります。
主な副作用
• 性機能の低下(勃起機能不全、射精障害、性欲減退、精液量減少 など)
• 肝機能障害(血液検査での異常値)
• 頭痛、めまい、腹痛、吐き気 など
• 皮膚症状(痒み、蕁麻疹、発疹)
⚠ AGA治療薬は、妊婦や妊娠の可能性がある方、授乳中の方は服用できません。
⚠ 服用を開始する前に、医師の診察を受け、リスクを理解した上でご検討ください。

費用

ザガーロ 0.5㎎
(1箱 30錠)
11,000円
(税込)
プロペシア 1.0㎎
(1箱 28錠)
9,350円
(税込)
フィナステリド
(プロペシアのジェネリック)
1.0㎎
(1箱 28錠)
5,500円
(税込)

初回は1箱まで、再診は3箱まで販売いたします

注意事項

(1)未承認医薬品等(異なる目的での使用)
ザガーロ、プロペシア、フィナステリドは、AGAの治療薬として厚生労働省に承認されています。

(2)入手経路等
日本国内の正規流通経路(医薬品卸業者)を通じて仕入れています。

(3)国内の承認医薬品等の有無
ザガーロ、プロペシア、フィナステリドはAGA治療薬として国内で承認されています。

(4)諸外国における安全性等に係る情報
同成分がアメリカ食品医薬品局(FDA)でAGA治療薬として承認されています(承認年月日:1997/12/19)。

(5)医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象となります。

肥満外来について

肥満は高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、睡眠時無呼吸症・痛風・脂肪肝、変形性膝関節症などの多くの疾患の原因となります。肥満の治療は食事・運動療法が基本ですが、地道な努力が必要なため継続が困難でありリバウンドも多いと言われています。

そのような中、エビデンスのある薬物療法による減量が注目を集めています。すでに糖尿病の治療に用いられている、「GLP-1受容体作動薬」の「ウゴービ(セマグルチド)」は今年(2024年)わが国でも肥満治療に保険適応になりましたが、諸外国ではすでに抗肥満薬として広く用いられています。

GLP-1はインクレチンと呼ばれるホルモンの一種で、食後に小腸へ刺激して膵臓からのインスリンの分泌を促して血糖値を下げるはたらきがあります。「GLP-1受容体作動薬」はGLP-1の機能を持って体内で分解されにくいようにしたもので、食欲を抑制したり代謝を亢進したりすることによって太りにくい体質にする効果が期待されています。
「GLP-1受容体作動薬」では6ケ月で体重の約10%、1年で約17%の体重減少の報告があります。
また、「GIP/GLP-1受容体作動薬」「マンジャロ(チルゼパチド)」という薬剤は「GLP-1受容体作動薬」を上回る減量効果が知られています。

これらのエビデンスのある薬剤は残念ながら日本では糖尿病患者の患者さんのみ保険によって投与可能となっております。今年日本で承認された「GLP-1受容体作動薬」ウゴービは糖尿病がない方にも投与可能ですが、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病をもち、BMI 27㎏/m2以上でかつ2つ以上の肥満に関する健康被害を有するか、BMI35以上というかなりハードルの高い設定となっており、さらに大学病院や総合病院などの教育研修施設のみでしか投与がでず、保険適応が可能となる患者さんにはかなり制限が設けられています。

対象となる方

・20歳以上の方
・BMI≧25の方
・薬を処方する間、決められたとおりに外来を通院することができる方
・説明と同意をいただいた方

対象とならない方

・妊娠中、授乳中の方
・膵炎などの膵臓疾患、または甲状腺疾患の方
・重度の胃腸障害がある方
・がんの既往がある、または強く疑われる方
・未成年の方
・うつ病などの精神疾患の方
・ピル服用中の方
・ワーファリン服用中の方
(禁忌ではありませんが併用することでピル・ワーファリンの効果が下がります。)

使用する薬剤

・リベルサス3㎎、7㎎、14㎎
・オゼンピック皮下注 2㎎
・マンジャロ皮下注 2.5㎎、5㎎

いずれの薬剤も糖尿病の治療薬として認められていますが、肥満治療薬としては認められておりません。糖尿病の方は保険治療の適応となります。

リベルサス 3㎎錠, 7mg錠, 14mg錠

オゼンピック注2mg

マンジャロ2.5mg

マンジャロ5mg

診察方法

・WEBかTELにて予約(肥満外来)をお取りください
・初診時に身体計測(身長・体重)・問診・診察を行います。
・医師が必要と判断した場合採血(肝機能・腎機能・膵機能・糖尿病・甲状腺等)・採尿を行います。あらかじめ検査結果がある方はご持参ください。
・治療が必要な疾患や、処方が不可となる場合がありますのでご了承ください。
・保険診療となる場合がありますので、保険証かマイナンバーカードを必ずご持参ください。
・薬剤開始し1か月後に効果と副作用のチェックのために、診察・検査を行います。その後は症状に応じて検査を行います。
・6か月間は毎月受診をお願いいたします。その後は症状に応じて定期的に受診していただきます。処方(薬剤)のみの診療は行いません。

※自由診療と保険診療を同日に行うことは混合診療となるため禁止されております。保険診療を希望される場合は、自由診療と別の日に改めに受診していただきますようお願いいたします。

薬剤の説明

内服薬

リベルサス(セマグルチド)

・世界初、唯一の経口GLP-1受動体作動薬です。
・1日1回1錠起床時にコップ半分の水(120cc)とともに服用します。服用後少なくとも30分間は絶飲食し、吸収のための時間を設ける必要があります。
・まずは、3㎎から開始し、1か月後に副作用がないことを確認し7㎎へ増量します。7㎎が通常量となります。肥満が強い方は14㎎まで増量します。

リベルサスの副作用について
・胃腸の働きを抑制する作用があり、胃のムカムカ、嘔気等を感じることがあります。また、頭痛や便秘の報告もあります。
・肥満の方は症状がでにくいです。
・血中濃度が安定すると症状は起きにくくなります。
・低血糖はほぼ認められません。

オゼンピック(セマグルチド)

・週1回の注射薬です
・1本に2㎎の製剤が入っており、0.25㎎の場合は8回、0.5㎎の場合は4回、1㎎の場合は2回使用できます。
・初回治療前にスタッフより注射方法を指導いたします
・0.25㎎から開始し、1か月後に副作用を見て0.5㎎へ増量します。
・最大1㎎/回を使用します。

オゼンピック(セマグルチド)の副作用について
・リベルサスと同様に、悪心、下痢、便秘などが報告されています
・重大な副作用として膵炎が報告されております

マンジャロ(チルゼパチド)

・唯一のGIP/GLP-1受容体作動薬で、GLP-1作動薬のセマグルチドより更なる減量効果が見込まれます
・週1回の皮下注射薬です。
・1本2.5㎎の製剤と5.0㎎の製剤があります。
・まずは2.5㎎の製剤を週4回投与し、副作用がないことを確認し5.0㎎へ増量します。

マンジャロ(チルゼパチド)の副作用について
・吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸症状があらわれることがあります。これらの副作用はマンジャロを初めて使用するときや、投与量を増やしたときに特に起こりやすくなります。
・単剤では低血糖は起こしにくいと言われています

費用

治療薬の料金(すべて税込)2025年6月16日現在

初診料 2,910円
再診料 750円
採血・採尿料 6,600円
リベルサス3㎎(30錠/月) 9,900円
リベルサス7㎎(30錠/月) 19,800円
リベルサス14㎎(30錠/月) 29,700円
オゼンピック注射(2㎎)1本 16,500円
オゼンピック用注射針(14本/袋) ※ 550円
ウゴービ皮下注 0.25mg SD (4本/月) 16,000円
ウゴービ皮下注 0.5mg SD (4本/月) 24,000円
ウゴービ皮下注 1.0mg SD (4本/月) 36,000円
ウゴービ皮下注 1.7mg SD (4本/月)※ 44,000円
ウゴービ皮下注 2.4mg SD (4本/月)※ 60,000円
マンジャロ2.5㎎(4本/月) 16,000円
マンジャロ5㎎(4本/月) 32000円
マンジャロ7.5㎎(4本/月)※ 40,000円
マンジャロ10㎎(4本/月)※ 48,000円
マンジャロ12.5㎎(4本/月)※ 56,000円
マンジャロ15㎎(4本/月)※ 64,000円


・4本/月として約3か月分になります。マンジャロは不要です。注射用のアルコール綿は無料でお渡しします。

※マンジャロ7.5㎎以上、ウゴービ7.5㎎以上の方はご希望の方はお電話にて予約の上ご来院ください。

注意事項

以下の同意をいただいた方のみ処方いたします。
(1)未承認医薬品等(異なる目的での使用)
リベルサス・オゼンピック・マンジャロは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満症の治療目的での処方は国内で承認されていません。

(2)入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。

(3)国内の承認医薬品等の有無
国内では、ウゴービ(セマグルチド)というGLP-1製剤が、肥満症の治療薬として国内で承認されています。

(4)諸外国における安全性等に係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤がアメリカ食品医薬品局(FDA)で肥満治療薬として承認されていますが、諸外国でも美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

(5)医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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