睡眠時無呼吸症の合併症について
睡眠時無呼吸症と生活習慣病、循環器疾患について
睡眠時無呼吸症(SAS)には様々な生活習慣病が合併します。合併症は多岐にわたりますが、とくに循環器疾患との合併が多いことが特徴です。
これは睡眠中の低酸素血症と睡眠の分断による交感神経の亢進の2つが関与しているためと考えられております。
上記の通り、例えば薬剤抵抗性高血圧の方の場合、8割以上でSASが合併しております。また、心不全や不整脈の方の半数程度がSASの合併していると言われております。
現在上記の疾患で治療中の方は、一度SASの検査をしてみることをお勧めいたします。
さらに無治療のSASの場合、上記のように様々な生活習慣病のリスクとなり治療により改善することが知られております。このためSASを診断し治療することが非常に重要になってくるのです。