メニュー

FreeStyleリブレ自分でつけてみました

[2021.03.23]

FreeStyleリブレは持続的な血糖測定装置として数年前より糖尿病の患者さんの中でインスリンを使用している方の場合は保険適応となっています。私は糖尿病と診断されたことはないのですが、患者様の気持ちを理解するうえで、また栄養指導の参考にするためにセンサーをつけてみました。


左が体につけるセンサーで、右は血糖値を読み取るリーダーです。
2月にはFreeStyle リブレLinkというアプリも出てますます使いやすくなっているようです。→こちらをご参照ください。

 

ちなみにFreeStyleリブレは正確には血中のグルコース濃度ではなく間質中のグルコース濃度のため、血糖値とは若干の乖離があります。

血糖値と比べると若干遅れて変化するといったところでしょうか。

装着方法についてはこちらにくわしく載っています。慣れればそれほど難しくはありません。
針でセンサーを皮膚へ装着するのですが、ほとんど痛みは感じませんでした。

・60分後から測定が開始となります。1-3日間は血糖値が不安定になることがあるので、糖尿病の治療の方は実際に血糖チェックをして値があっているのかは確認する必要があります。

・私の場合は普段は70-80付近をウロウロしていますが、食事になるとやはり血糖値が上がってきます。とくに白米や食パンを食べると急激な血糖上昇が認められました。
・白米や食パンを食べなければ、たくさん食べてもそれほど血糖の上昇はありませんでした。(自分の場合です)
・血糖が急上昇すると「眠くなる」ということも分かりました。自分は血糖値が下がっていくときに眠くなると思っていましたが、そうではありませんでした。
・「お菓子」のたぐいは驚くほど血糖値が上昇します。センサーをつけていると間食を控える効果があるようです。糖尿病の人には非常に有用なデバイスであると考えます。

・先日Apple WatchやGalaxy Watchが血糖測定が可能になるかもしれないというニュースを見て、もしこれが可能となるとものすごいインパクトとなると思いました。

・糖尿病の人だけでなく、健康な人にとっても血糖値というのは重要です。気軽に血糖値が測定できるようになったらたとえおいしい食事であっても血糖値があがるような食事は敬遠されるかもしれません。

・スマートウォッチで心電図やSpO2がすでに測定できる時代となり、我々医師も病院やクリニックでの検査結果をみていればよいという時代ではなくなってきていると、ひしひしと感じています。

血糖値と食事については奥が深いので、またの機会に触れたいと思っています。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME