先日新聞を読んでいたら、上記のような記事を見つけました。風疹が流行しているというお話です。

風疹は発熱、発疹、リンパ節腫脹を引き起こすウイルス疾患で一般的には予後良好な疾患ですが、妊娠20週までの妊婦が感染したことにより、風疹ウイルス感染が胎児におよび、心臓、耳、目に障害を起こす先天性風疹症候群（congenital rubella syndrome：CRS）が出現することにあるのが非常に問題です。我が国では1977年8月～1995年3月までは中学生の女子のみが風疹ワクチン定期接種の対象であり、その後男女とも定期接種の対象となりました。このため現在患者の多くは40～50代の男性で、2012年から2013年の流行時には45人のCRSの赤ちゃんが生まれ13人が亡くなったそうです。

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は風しん抗体検査が無料で受けることができます

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性（私もあてはまります）は、自治体から配布されるクーポン券を使用した場合、風しん抗体検査が無料で受けることができます。当院にも受診される方がいらっしゃいます。是非これから生まれる赤ちゃんのためにも風しん抗体検査を受けましょう。