8月6日
今日は8月6日です。今から74年前の今日、広島に原爆が落とされました。この原爆投下で10万人~20万人の人が亡くなったと言われています(正確な数字は不明)。
自分はもちろん戦後生まれですが、広島や長崎の原爆投下については小さいころから何度も話に聞いているので誰もがよく知っていることだと思っていたのですが、最近の子供たちはあまり学校で習っていないのか(自分の子供だけかもしれませんが)、あまり知識がないように感じます。
自分は長崎にはずいぶん前に行ったことがあるのですが、広島にはなかなか行く機会がなくて初めて訪れたのは2015年のゴールデンウィークのことでした。残念ながらそれほど時間はなかったのでじっくりと広島を堪能する時間はなかったのですが、原爆ドームや平和公園も子供たちと見ることができました。
その日は雲一つないいい天気で、70年ほど前にそんなに悲惨な出来事があったとは想像できないような風景でした。ただし、有名な原爆ドームや平和資料館には当時の悲惨な出来事を記録した数々の物品が展示され原爆の悲惨さを今に伝えています。
白血病で亡くなった佐々木 禎子さんをモデルにした「原爆の子の像」のまわりにはたくさんの折り鶴が飾られており、子供たちもそこで折り鶴を折って飾り付けをしました。
実際に佐々木 禎子さんが折った折り鶴が平和資料館に展示されておりましたが、とても小さい折り紙(または色々な紙)で折られており、今の物の豊かな時代とは違うなあと思ったものです。
日本ではその後70年以上も戦争のない時代が続いていますが、今でも世界中で戦争が繰り返されています。今日本で戦争が起きたら、この70年前の比ではないほどの被害が及ぶことも考えられます。
そうなれば自分が行っている医療などほとんど役に立たなくなってしまうでしょう。
この石碑に刻まれた文字のように、平和な世の中がつづくことを願っています。